ジェイルの「踊れるハードロックがあってもいいじゃないか!」という
着眼点から生まれた曲らしい。
歪み抑え気味のギターで、出だし派手にその後怪しく続く構成美。
サビの9thからませたアルペジオがシンプルだけど心地いい。
当時ギターソロは「初めて早弾きを取り入れなかった」インタビューなどで
ジェイルやデーモンが語っていたがギター初心者の中高生にとっては、
16分音符=早弾きだったので、ソロ後半のプリングで駆け上がるところを聞いて
嘘つき!と思ったものであるのだ。
ダッハッハ ※80年代デーモンのインタビュー表記風
サビのコーラスはずっと↓だと思ってたんだけど
「あーあーあー あーあーあー あーあーあーあーあーあーあー」
後期に↓になっていたことに違和感。
「うぉーうぉーうぉー うぉーうぉーうぉー
うぉーうぉーうぉーうぉーうぉーうぉーうぉー」
活動絵巻教典「悪魔の黒ミサ」見るとわかるけど、このツアーの時の
「ゼノン石川のソロだぜー byデーモン」は作曲ソロだったのね。
ジェイル脱退後にエースルークのコンビになっても、演奏からソロまで
変わらなかったのはジェイルの個性が強烈だったからなのだろうか?
それとも・・・
重い、鳴らないと言っていたジェイルのレスポールアニバーサリーモデルだけど、
トラ杢、謎のミニスイッチがかっこ良く、お金の都合がつけば購入したいものだ。
生演奏を初めて見たのは86年のホールツアーだった。
しかし!
僕が見に行ったホールはステージがせまく、活動絵巻教典「悪魔の黒ミサ」の
魔界舞曲で見られるデーモンカーを乗せるクレーンがツアーで唯一ステージに
配置出来なかった。
うっすらとした記憶では、植え込み風の変な書き割りがステージ何ヶ所かに置かれ、
セムシー達にデーモンカーを引かれ、ステージを動き回ってた記憶が・・・
それでも間近で見られる聖飢魔IIは素晴らしかった。
ミサの詳細に関しては後日ということで。
この曲は今振り返ると、このバンドで比較的コピーしやすく、ギターソロにも
早弾きもなく演奏しやすいが、ニュアンスの追求をしていくとなかなか味のある
曲だなあと感じるのである。